少年射殺で抗議やまず 放火や略奪、治安当局と衝突―仏

【パリ時事】フランスの首都パリ郊外で北アフリカ系の少年(17)が警官に射殺された事件を受け、仏各地では30日夜も市民らの抗議行動が続いた。南部マルセイユや中部リヨンでは暴徒による放火や略奪などが相次ぎ、排除を試みる治安当局と衝突。1日未明までに少なくとも270人が拘束された。

マクロン大統領は30日、「少年の死を(略奪などの口実に)利用するのは容認できない」と述べ、過激な行動を非難した。ダルマナン内相は全国の警備態勢を警官4万5000人に増強すると発表。内務省はバス・路面電車の営業を午後9時で終了するよう要請した。

地元ラジオによれば、29日夜から30日未明にかけて各地で計約500軒の建物が放火された。路上の放火は4000カ所近くに達し、1900台の車両に火が放たれた。警官は4万人が動員され、逮捕者は少なくとも915人に上った。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023070100233&g=int