【パリ時事】フランス全土に拡大した暴動の発端となったパリ郊外での北アフリカ系少年(17)射殺事件を巡り、
発砲した警官の家族を支援する動きが極右主義者の提唱で広がり、物議を醸している。クラウドファンディングで
集まった資金は3日、計129万ユーロ(約2億円)に達した。事件に対する抗議は放火、略奪といった破壊行為に
変質しており、治安強化を求める人々が賛同しているとみられる。

支援を呼び掛けたのはジャン・メシア氏。昨年の仏大統領選で「反イスラム」を掲げ落選した極右候補陣営の
報道官を務めた。発砲した警官について「自分の仕事をして高い代償を払う」ことになったと同情。「警察を支えよう」と訴えた。

3日夜の時点で4万6000人余りが寄付。5ユーロや10ユーロの小口が多いが、3000ユーロの大口支援もある。

少年の遺族は2日のテレビで、警官の家族への支援に「心が痛む」と心境を吐露。ボルヌ首相は3日、
「(動揺した国内の)沈静化につながらない」と批判した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023070400130&g=int