「自由な服装で出動させてほしい」と規定に反発、消防団員が一斉退団・廃部へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/80009fa61b451867c2a144a7b9bacabc9f971b3e

埼玉県入間市中心市街地を管轄する同市消防団第1分団第1部の団員13人全員が6月30日に一斉に退団し、第1部が廃部になることがわかった。出動時の服装規定に対する不満が退団理由とみられる。住民は中心市街地の防災力の低下を懸念しているが、同消防団は「火災や災害の発生時は全体で対応するので問題ない」としている。

市消防団や市によると、火災現場への出動時は防火服や活動服の着用がルールだが、第1部の団員の一部は「昔と同じように自由な服装で出動させてほしい」などと反発。実際に団員がTシャツ姿で現場に向かい、幹部が注意することもあったという。意に沿わない規定を受け入れることができなかったとみられ、団員のうち12人は今月16日、残りの1人も20日に西沢宏志団長宛ての退団届を出した。

西沢団長は取材に対し、「活動を続けてほしかったが、ルールを守ってもらえないのであれば(退団は)仕方ない」と話す。火災発生時などの初動への懸念には、「第1分団の他の3部(第2~4部)や分団の枠を越え、市全体で応援に駆け付ける」とし、大きな支障はないとの認識だ。

第1部の廃部に伴い、市消防団は現在の7分団20部体制から7分団19部体制に変わる。団員数(定数313人)も13人減の233人となる。市消防団は今後、第1部に配備されている消防ポンプ車や、市民会館近くにある消防車庫の活用策を検討する。

第1部の消防ポンプ車は、火災現場に到着してすぐ放水できるよう容量1500リットルの水槽を搭載しており、このタイプは市消防団の20台では唯一。消防車庫は、女性の消防団員向けの建物にすることも考えるという。